あお‐しば【青柴】
葉の青々とした柴。生柴(なましば)。
あく‐しば【灰汁柴】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、高さ20〜80センチ。枝は緑色で、葉は卵形で柄がない。初夏に淡紅白色の花を下向きにつけ、実は丸く、熟すと赤い。
いつ‐しば【いつ柴】
勢いよく茂っている小木。「天霧(あまぎ)らし雪も降らぬかいちしろくこの—に降らまくを見む」〈万・一六四三〉
こ‐しば【小柴】
1 小さい柴。細い柴。「庭上には—を焚きて」〈鉄腸・花間鶯〉 2 「小柴垣」の略。
さい【柴】
[人名用漢字] [音]サイ(漢) [訓]しば 〈サイ〉小さい雑木。しば。「柴門」 〈しば〉「柴山/小柴」 [難読]柴垣(ふしがき)
さわ‐しば【沢柴】
カバノキ科の落葉高木。山地に自生。樹皮は緑がかった灰色。葉の縁には細かいぎざぎざがある。5月ごろ、黄緑色の雄花と緑色の雌花が咲く。果穂は垂れ下がる。
しい‐しば【椎柴】
1 椎の木の群がり生えている所。「鷂(はしたか)のとがへる山の—の葉がへはすとも君はかへせじ」〈拾遺・雑恋〉 2 椎の小枝。「四方(よも)山の—残らじと見ゆるも、あはれになむ」〈栄花・月の宴〉 ...
しば【柴】
山野に生える小さい雑木の総称。また、それを折って薪や垣とするもの。そだ。しばき。
ちから‐しば【力柴】
ナギの別名。
とうげ‐しば【峠芝/峠柴】
ヒカゲノカズラ科の常緑、多年生のシダ。山地の林下に生え、高さ8〜20センチ。長楕円形の葉を密につけ、葉の付け根に黄色い胞子嚢(ほうしのう)をつける。