うすずみ‐ざくら【淡墨桜】
⇒根尾谷淡墨桜
うす‐はなざくら【薄花桜】
1 色の薄い桜の花。「紅の—匂はずはみな白雲と見てや過ぎまし」〈詞花・春〉 2 薄い桜色。「当世顔はすこし丸く、色は—にして」〈浮・一代女・一〉 3 薄い藍色。→薄花色 4 襲(かさね)の色目の...
うず‐ざくら【渦桜】
桜の一品種。サトザクラの仲間で、花は淡紅色の八重咲き。花弁は反り返っており、また皺が寄っている。
うず‐ざくら【雲珠桜】
1 《馬具の雲珠と地名の鞍馬との縁で》京都鞍馬山に咲く桜の総称。 2 サトザクラの一種。花の形が雲珠に似ているところからいう。
うば‐ざくら【姥桜】
1 葉が出るより先に花が開く桜の通称。ヒガンザクラ・ウバヒガンなど。葉がないことを「歯無し」に掛けた語という。 2 女盛りを過ぎても、なお美しさや色気が残っている女性。
梅(うめ)と桜(さくら)
美しいもの、すばらしいものが並んでいることのたとえ。「—の婀娜(あだ)くらべ」
うわみず‐ざくら【上溝桜/上不見桜】
バラ科サクラ属の落葉高木。山野に自生。樹皮は紫褐色で、小枝は秋に脱落。葉は楕円形で先がとがり、縁に鋭いぎざぎざがある。晩春、葉よりあとに、白色の小花を多数つけ、実は丸く、熟すと黒い。つぼみや未熟...
えど‐ざくら【江戸桜】
1 「江戸」に同じ。サトザクラの一品種。 2 ソメイヨシノの別名。 3 江戸で流行した白粉(おしろい)の名。また、その発売元の名。
おう【桜〔櫻〕】
[音]オウ(アウ)(漢) [訓]さくら [学習漢字]5年 〈オウ〉 1 木の名。サクラ。「桜花/観桜」 2 木の名。ミザクラ。「桜桃(おうとう)」 〈さくら(ざくら)〉「桜色/葉桜・山桜・夜...
おおしま‐ざくら【大島桜】
ヤマザクラの変種。伊豆の大島に多く自生する。新葉とともに、白色または微紅色の香りのある5弁花をつけ、実は熟すと黒紫色。葉は塩漬けにし、桜餅(さくらもち)に使う。