すき‐て【梳き手】
髪結いの助手として、あらかじめ客の髪を梳いておく者。梳き子。「洋髪屋の—であった瑠璃子というのが」〈荷風・つゆのあとさき〉
すき‐ばさみ【梳き鋏】
理髪用のはさみの一。刃が櫛(くし)状になっており、髪を間引いて切ることができる。
す・く【梳く】
[動カ五(四)]《「透く」と同語源》 1 櫛(くし)などで髪をとかす。くしけずる。「髪を—・く」 2 理髪の技術の一。はさみなどで髪の量を少なくする。「前髪を—・いて軽くする」 [可能]すける[...
そ‐めん【梳綿】
紡績工程で、混綿・開綿・打綿の工程を経た綿の繊維をさらに開き、細かいごみや短い繊維を除いて、太いひも状の繊維の束にすること。
そ‐もう【梳毛】
羊毛繊維をくしけずって短いものを取り除き、長い繊維を平行にそろえること。また、その長い繊維。
そもう‐おりもの【梳毛織物】
梳毛糸、またはそれに他の糸をまぜて織った毛織物の総称。サージ・ウーステッド・ギャバジンなど。
そもう‐し【梳毛糸】
梳毛でつむがれた糸。
とか・す【解かす/梳かす】
[動サ五(四)]《「溶かす」と同語源》櫛(くし)やブラシで髪の毛のもつれをととのえる。くしけずる。「髪を—・す」 [可能]とかせる
と・く【解く】
[動カ五(四)] 1 結んだりしばったりしてあるものをゆるめて分け離す。ほどく。「帯を—・く」「包みを—・く」 2 縫い合わせてあるものの糸を抜き取って離す。また、編んであるものをほどく。「着...