ぼう‐だら【棒鱈】
真鱈を三枚におろして素干しにしたもの。《季 春》
ぼう‐ちぎり【棒千切り/棒乳切り】
「棒千切り木」の略。「喧嘩(けんか)すぎての—」
ぼうちぎり‐き【棒千切り木】
物を担ったり、振ったりするのに適当な棒。喧嘩などに使う棍棒。ぼうちぎり。ぼうちぎれ。「隣家の旅籠屋ども、—にて駆けつけ」〈浄・丹波与作〉
ぼう‐つき【棒突き】
六尺棒を突きながら、社寺の境内や辻番所などを警護すること。また、その番人。「そろひの看板着たる—の男ども」〈滑・膝栗毛・八〉
ぼう‐てふり【棒手振り】
「ぼてふり」に同じ。「出替り時までは、わづかの—なりとも致されよ」〈浮・二十不孝・五〉
ぼう‐に【棒煮】
身欠きにしんを醤油・砂糖・みりんなどで甘辛く煮たもの。にしんそばに用いる。
ぼうになったおとこ【棒になった男】
安部公房の戯曲。「鞄」「時の崖」「棒になった男」の3部からなる。昭和44年(1969)、自身の演出により初演。
棒(ぼう)に振(ふ)・る
それまで積み重ねてきたものを無にしてしまう。「地位を—・る」
ぼう‐ね【棒根】
まっすぐ下に伸びている草木の根。
ぼう‐ねじ【棒捻じ】
向かい合った二人が棒の両端を持ち、反対にねじり合う遊び。ぼうねじり。