たな‐さがし【棚捜し】
1 棚をさぐって物を求めること。特に、台所の棚をさがしての、盗み食い。 2 遊里で、揚屋の客が夜更けに起き出し、酒を飲んで興じること。「都の—を昼になして遊興十一人の太鼓もち」〈浮・三所世帯〉 ...
たな‐ざらえ【棚浚え/店浚え】
[名](スル)在庫を整理するため、残っている商品の安売りをすること。たなざらい。「決算のために—する」
たな‐ざらし【棚晒し/店晒し】
1 品物が売れないで、いつまでも店に残っていること。また、その商品。 2 問題を未解決・未処理のまま、いつまでも放置しておくこと。「かねてからの案件を—にする」
たな‐したて【棚仕立て】
棚を作って果樹の枝を横に張らせる栽培法。ナシ・ブドウなどで行われる。
たな‐だ【棚田】
急な傾斜地に、階段状に作った田。ライステラス。
たな‐てまえ【棚点前】
茶の湯で、茶道具を棚に飾り付けておいて行う点前。
たななし‐おぶね【棚無し小舟】
船棚のない小さな舟。丸木舟、一枚棚の小舟など。「いづくにか舟泊(ふなは)てすらむ安礼(あれ)の崎漕ぎたみ行きし—」〈万・五八〉
棚(たな)に上(あ)・げる
知らん顔をして問題にしない。不都合なことには触れずにおく。「自分のことは—・げて人の悪口ばかり言う」
棚(たな)の物(もの)を取(と)って来(く)るよう
たやすく物が得られることのたとえ。
たな‐はし【棚橋】
手すりのない、板を渡しただけの橋。