せっ‐こく【石斛】
ラン科の常緑多年草。森林の岩や老木に着生し、高さ約20センチ。茎は棒状で節が多い。葉は肉厚で披針形。夏、葉の落ちた茎の先に白または淡紅色の花をつける。観賞用に栽培もされ、漢方では強壮・消炎薬に用...
せ‐の‐うみ【剗海】
かつて富士山の北麓にあった湖。貞観6年(864)の大噴火による溶岩流が流入し、現在の西湖、精進湖ができたと考えられている。またこの時の溶岩原の上に森林が形成され、青木ヶ原の樹海になった。
セピロック【Sepilok】
マレーシア、ボルネオ島北東部、サバ州にある森。サンダカンの西約25キロメートルに位置する。オランウータンの世界最大の生息地として知られるほか、親をなくしたオランウータンを保護して自立を助けるリハ...
セマン‐ぞく【セマン族】
《Semang》マレー半島の森林地帯に居住する採集狩猟民。ネグリトの一種族で、背が低く、暗黒色の皮膚をもつ。言語はアウストロ‐アジア語系。セマン。
セロコラ‐こくりつこうえん【セロコラ国立公園】
《Parque nacional Cerro Corá》パラグアイ東部、アマンバイ県にある国立公園。1976年に設置。森林と草原が広がり、奇岩が点在する。パラグアイ戦争最後の激戦地となり、第2代...
ぜん‐ばつ【漸伐】
造林法の一。広域の森林を更新するために、天然に散分された種子が生育できるよう数回にわたって伐採すること。
そうほん‐そう【草本層】
森林を階層構造とみた際の、地表面に生育する草本性の植物の部分。
そうれい‐りん【壮齢林】
林分の年齢区分の一つ。伐採時期における平均の材積成長量が最多に達した森林。一般に成長の早い樹種で20〜50年生、遅い樹種で30〜80年生の森林をさす。→幼齢林 →老齢林
そで‐ぐんらく【袖群落】
森林の外縁に帯状に発達する草本の群落。森林周囲の乾燥を防ぎ、マント群落とともに森林内の環境を保つ役割をもつ。
ぞう‐りん【造林】
[名](スル)木を植え育てて森林をつくること。計画的に木を植える人工造林法と、既成の森林に手入れをする天然造林法とがある。「土砂崩れを防ぐため—する」