み‐かぐら【御神楽】
神楽を敬っていう語。特に宮中で行われる神楽をさす。→神楽1
みち‐がく【道楽】
雅楽の演奏形式の一。行列をつくって歩きながら奏せられるもので、行幸・大葬・神幸などのときに行われる。
みん‐がく【明楽】
中国の明代の音楽が日本に伝来したもの。月琴・琵琶・竜笛・笙(しょう)・雲鑼(うんら)などの11種の楽器で伴奏する歌曲。寛永6年(1629)長崎に来た魏之琰(ぎしえん)が伝え、一時京都で流行したが...
みんしん‐がく【明清楽】
近世に中国から日本に伝来した俗楽。明楽と清楽とを総称したもので、清楽家が明楽をも演奏するようになり、この名称が起こった。日清戦争以後、急速に衰え、現在は長崎市でわずかに伝承されている。→清楽 →明楽
みんぞく‐おんがく【民族音楽】
世界の諸民族が独自に伝承してきた音楽。
むちょう‐おんがく【無調音楽】
調性の制約を排除した音楽。20世紀初頭、シェーンベルクが意識的に用いた。→十二音音楽 →調
むゆうおうこくのためのおんがく【夢遊王国のための音楽】
島田雅彦の中編小説。昭和59年(1984)第4回野間文芸新人賞受賞。同作を表題作とする作品集はほかに「スピカ、千の仮面」を収める。
ムード‐おんがく【ムード音楽】
⇒ムードミュージック
やすらい【安楽/夜須礼】
「安楽祭(やすらいまつり)」に同じ。《季 春》「—の花よ踏まれな跡なる子/暁台」
やはんらく【夜半楽】
雅楽。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の中曲。舞はない。唐の玄宗の作という。 俳諧撰集。与謝蕪村編著。安永6年(1777)刊。1冊。連作叙事詩「春風馬堤曲」や、「澱河歌(でんがか)」「老鶯児...