ひのき‐あすなろ【檜翌檜】
アスナロの変種。葉はアスナロより幅広のうろこ状で、実には角状の突起が少ない。関東地方以北から北海道の渡島半島にかけて分布。あて。ひば。
ひのき‐がさ【檜笠】
「ひがさ(檜笠)」に同じ。
ひのき‐づな【檜綱】
檜皮(ひわだ)を縒(よ)り合わせてつくった綱。近世、和船の碇綱(いかりづな)に使った。
ひのきば‐やどりぎ【檜葉宿木】
ビャクダン科の半寄生性の常緑低木。ヒサカキ・モチノキ・ツバキなどの樹上に生え、高さ約10センチ。幹は節が多く、鱗片(りんぺん)状の葉がつく。4〜8月、黄緑色の雌花と雄花とがつき、橙黄色の楕円形の...
ひのき‐ぶたい【檜舞台】
1 檜材で床を張った舞台。能舞台や大劇場の舞台。 2 自分の手腕を人々に見せる晴れの場所。「日本一を争う—に立つ」「国際政治の—を踏む」
ひのくま‐がわ【檜隈川】
奈良県高市郡明日香村檜前(ひのくま)の付近を流れる川。高取川。[歌枕]「ささのくま—に駒とめてしばし水かへ影をだに見む」〈古今・神遊びの歌〉
ひ‐ば【檜葉】
1 ヒノキの葉。 2 アスナロの別名。 3 チャボヒバ・クジャクヒバなどとよばれるヒノキの園芸品種のこと。小形の針葉樹。
ひ‐ばら【檜原】
《「ひはら」とも》ヒノキの茂っている原。「巻向(まきむく)の—もいまだ雲居ねば小松が末(うれ)ゆ沫雪流る」〈万・二三一四〉
ひばら‐こ【檜原湖】
福島県中北部にある湖。明治21年(1888)磐梯山(ばんだいさん)の爆発により檜原川がせき止められてできた。面積10.4平方キロメートル。湖面標高822メートル。裏磐梯観光の中心地。
ひ‐もの【檜物】
檜(ひのき)の薄板を円形に曲げて作った器。のちには一般にわげものについていう。曲げ物。