あこぎ‐の‐へいじ【阿漕の平次】
阿漕ヶ浦で、母の病のために禁断を破って魚をとり、簀巻(すま)きにされたという伝説上の漁師。謡曲・浄瑠璃などの題材となる。
あやがわ‐ごろうじ【綾川五郎次】
[1703?〜1765]江戸中期の力士。初代横綱明石志賀之助と同様に伝説的な力士で、第2代横綱とされているが、確証はない。→初代横綱明石 →第3代横綱丸山
あんどう‐まさつぐ【安藤正次】
[1878〜1952]国語学者。東京の生まれ。東洋大学学長。古代国語の研究、国語国字問題に関する多くの著作がある。
い‐し【以次】
ある官位の次の官位。次席。
い‐じ【位次】
位の高低によって定める座席などの順序。席次。席順。
いち‐じ【一次】
1 第1回。1番目。最初。「—募集」「第—越冬隊」 2 いちばん大切であること。根本的な事柄。「—史料」 3 数学で、式・関数などの未知数の最高次数が1であること。「—方程式」
おい‐なみ【老い次】
《「なみ」は動詞「な(並)む」の連用形から》年をとること。また、その境遇。老境。老年。「事もなく生き来しものを—にかかる恋にも我はあへるかも」〈万・五五九〉
お‐つぎ【御次】
1 順番の次のこと、また次の人を敬っていう語。「—の方、お入りください」 2 貴人の居室の次の間。また、そこに控える奥女中。 3 他家の女中の敬称。
かいいだんいきているこへいじ【怪異談生きてゐる小平次】
中川信夫監督・脚本による映画の題名。昭和57年(1982)公開。原作は鈴木泉三郎の戯曲「生きてゐる小平次」。出演、藤間文彦、石橋正次、宮下順子ほか。
かみじょう‐かもんじ【上条嘉門次】
[1847〜1918]登山案内人。長野の生まれ。明治13年(1880)から上高地に住み、ウェストン・小島烏水(こじまうすい)ら多くの人を槍ヶ岳・穂高岳などに案内して、日本近代登山の発展に貢献した。