しらげ‐うた【後挙歌】
《「しりあげうた」の音変化》上代歌謡の歌曲上の名称。歌句の末節を声上がりにうたう歌という。一説に、新羅歌(しらぎうた)、また、玄米を精白する際の作業歌の意とする。
しろ‐うすよう【白薄様】
1 白い薄手の鳥の子紙。しらうすよう。 2 殿上人などが五節(ごせち)の舞のときにうたった歌謡の一。「白薄様・こぜんじの紙」の文句で始まる。しらうすよう。
しんじゅう‐もの【心中物】
浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などの一系統で、心中を題材としたもの。天和3年(1683)に大坂であった情死事件を歌舞伎化したのが最初とされる。以後、幕末まで多くの作品が作られた。
しん‐せい【新星】
1 新しく発見された星。 2 それまで暗かった星が、数日間で数万倍もの明るさになり、新しく星が生まれたかのように見える現象。その後ゆるやかに暗くなってもとに戻る。恒星と白色矮星の近接連星において...
しん‐みんよう【新民謡】
大正年間(1912〜1926)以後に新しく作詞・作曲された民謡調歌謡。ちゃっきり節など。古来の民謡に対していう。創作民謡。
じょうだい‐かよう【上代歌謡】
古事記・日本書紀・風土記など、上代の文献に収められている歌謡。なお、万葉集にも歌謡的性格の歌は多い。
じょうだい‐ぶんがく【上代文学】
古代文学のうち、太古から奈良時代までの文学。古事記・日本書紀・風土記などにみえる神話・伝説・歌謡などの口承文学から、万葉集・祝詞(のりと)・宣命などの記載文学まで、種々の形態がある。
すえ‐へ【末辺/末方】
1 物の先の方。「(竹ノ)本へをば琴に作り—をば笛に作り」〈継体紀・歌謡〉 2 山の頂の方。「三諸(みもろ)は人の守(も)る山本辺にはあしび花咲き—には椿(つばき)花咲く」〈万・三二二二〉
すがし‐め【清し女】
清らかで美しい女。「言(こと)をこそ菅原(すげはら)と言はめあたら—」〈記・下・歌謡〉
すが‐たたみ【菅畳】
スゲで編んだ、むしろのような敷物。「—いやさや敷きて」〈記・中・歌謡〉