ちょう‐か【長歌】
1 和歌の一体。5音と7音の2句を交互に3回以上繰り返し、最後を多く7音で止めるもの。ふつう、そのあとに反歌を添える。万葉集に多くみえ、平安時代以降は衰えた。ながうた。→短歌 2 編・章・句など...
ちょうごんか【長恨歌】
中国、唐代の詩人白居易の長編叙事詩。玄宗皇帝と楊貴妃との愛と悲しみをつづった七言古詩。源氏物語など、日本文学に大きな影響を及ぼした。 箏曲(そうきょく)。寛政12年(1800)以前に山田検校...
ちょう‐れんが【長連歌】
短歌の上の句(長句)と下の句(短句)とを交互に詠み連ねる連歌。第一句を発句(ほっく)、次句を脇(わき)、第三句を第三、最終句を挙句(あげく)といい、百韻を定型とするが、ほかに歌仙・世吉(よよし)...
ちんこん‐か【鎮魂歌】
1 鎮魂祭にうたう歌。転じて、死者の霊をなぐさめるために作られた詩歌。 2 ⇒レクイエム2 [補説]書名別項。→鎮魂歌
ちんこんか【鎮魂歌】
馳星周の長編犯罪小説。著者の一般小説デビュー作である「不夜城」の続編。副題は「不夜城Ⅱ」。平成9年(1997)刊行。第51回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。
つがる‐やまうた【津軽山唄】
津軽地方の民謡。もと、木こりの仕事歌。座敷歌として尺八の伴奏で歌うことが多い。
つぎ‐うた【続ぎ歌/継(ぎ)歌/次歌】
1 歌会で、五十首・百首など一定数の詠題をくじなどで分け、列座の複数の作者が次々に和歌を詠むこと。また、その和歌。鎌倉中期以降に流行。 2 次節(つぎぶし)の異称。
つくり‐うた【作り歌/作り唄】
世の出来事などを題材とした俗謡。「その名さまざまの—に、遠国までも伝へける」〈浮・五人女・二〉
つけ‐うた【付(け)歌】
神楽歌・催馬楽(さいばら)・今様(いまよう)などで、主な唱者の独唱に続いて他の人が和して歌うこと。また、その歌。
つづけ‐うた【続け歌】
連歌の古称。「我が国にては歌を連ねたれば連歌と申すにや、昔の人は—とぞ申し侍りし」〈筑波問答〉