しょうがつ‐がい【正月買ひ】
正月の遊女買い。祝儀など多額の費用がかかる。「—の大大尽、太夫様より付け届け」〈浄・阿波の鳴門〉
しょうがつ‐こそで【正月小袖】
正月の晴れ着として着る小袖。《季 新年》「老いてだに嬉し—かな/信徳」
しょうがつ‐ことはじめ【正月事始め】
正月の準備を始める日。地域により12月8日または12月13日とする。→御事始め1
しょうがつ‐ことば【正月言葉】
1 正月の祝いの言葉。また、正月に使う縁起のよい言葉。海鼠(なまこ)を「俵子(たわらご)」、鼠(ねずみ)を「嫁が君」という類。 2 体裁のよい言葉。「あとからはげる—」〈浄・忠臣蔵〉
しょうがつ‐ごや【正月小屋】
小正月に少年たちが泊まり込み、その後に焼く仮小屋。東日本に多い風習。どんどん小屋。雪小屋。さいと小屋。
しょうがつ‐じまい【正月仕舞ひ】
《「しょうがつしまい」とも》年末に、正月を迎える支度をすること。「それぞれの—、餅つかぬ宿もなく」〈浮・永代蔵・四〉
しょうがつ‐ぬのこ【正月布子】
正月の晴れ着として着る布子。「—した者と同じやうに口をきくな」〈浮・胸算用・四〉
しょうがつ‐はじめ【正月始め】
12月13日(または8日)に、正月を迎える準備を始めること。また、その日。すす払い、門松迎えなどをする。正月事始め。正月起こし。十三日祝。
しょうがつ‐もの【正月物】
正月を迎える用意の品物。特に、正月用の晴れ着。「—を拵(こしら)へたいにも隙(ひま)がなし」〈滑・浮世床・二〉
しょう‐げ【生気】
1 陰陽道(おんようどう)でいう吉の方角。正月を子(ね)として十二支を順次に12か月に配当し、これを八卦(はっけ)の方位に当てて、その人のその年の吉凶を定める。生気の方(かた)。 2 「生気の色...