まさ‐がみ【柾紙/正紙/政紙】
奉書紙の一。上質のものは浮世絵などに用いられた。
まさ‐き【柾/正木】
ニシキギ科の常緑低木。海岸近くの山地に自生し、高さ約3メートル。枝は緑色。葉は楕円形で質が厚く光沢がある。初夏に白緑色の小花を多数つけ、秋に赤い実を結ぶ。生け垣に用いる。《季 実=秋》「—の実籬...
まさき‐りゅう【正木流】
薙刀(なぎなた)の流派の一。美濃大垣藩の武士正木太郎太夫俊光(利充)の創始。
まさ・し【正し】
[形シク] 1 事実のとおりである。本当だ。「かく恋ひむものとは我も思ひにき心のうらぞ—・しかりける」〈古今・恋四〉 2 確かだ。確実だ。「—・しう在位の時、さやうの事は後代のそしりなるべしとて...
まさしく【正しく】
[副]《形容詞「まさし」の連用形から》まちがいなく。まさに。「あの声の持ち主は—彼だ」「それは—本物だ」
まさしげ‐りゅう【正成流】
⇒楠木流(くすのきりゅう)
まさし‐に【正しに】
[副]はっきり。確かに。「大舟の津守(つもり)が占(うら)に告(の)らむとは—知りて我が二人寝し」〈万・一〇九〉
まさで‐に【正でに】
[副]《「で」は状態・方法の意の「て(手)」》本当に。真実に。「武蔵野に占部(うらへ)かた焼き—も告(の)らぬ君が名占(うら)に出にけり」〈万・三三七四〉
まさな‐ごと【正無事】
たわいもないこと。たわむれごと。冗談事。「ただ人にておはしましし時、—せさせ給ひしを」〈徒然・一七六〉
まさ‐な・し【正無し】
[形ク]《「予想される通常の状態ではない」の意を表す語》 1 好ましくない。みっともない。ぐあいが悪い。「声高になのたまひそ…、いと—・し」〈竹取〉 2 よろしくない。いけない。「何をか奉らむ、...