さい‐かく【犀角】
サイの角(つの)。漢方で、粉状にして解熱・鎮静・解毒薬に用いる。黒色と白色とがあり、黒色のものを烏犀角(うさいかく)と称して珍重した。
さらしな‐しょうま【晒菜升麻】
キンポウゲ科の多年草。山地の林縁に生え、高さ約1メートル。葉は多数の小葉からなる複葉で、深い切れ込みがある。夏、長い茎を出して白い花を総状につける。若葉は煮て水でさらし食用にし、根茎は漢方で解熱...
さんきらい【山帰来】
1 サルトリイバラ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。全体にサルトリイバラに似るが、とげはない。夏、白い小花を開く。中国・インドシナ・インドに分布。地下の根茎を漢方で利尿・解熱・解毒薬にする。 2 ...
し‐こん【紫根】
1 ムラサキの根。古くはその煮汁を染料とした。漢方では解熱・解毒薬に用いる。 2 「紫根色」に同じ。
し・みる【染みる/沁みる/浸みる/滲みる】
[動マ上一][文]し・む[マ上二] 1 液体や気体が他の物に移りついて、次第に深く広がる。また、にじんで汚れる。しむ。「味が—・みる」「匂いが—・みる」「汗の—・みた下着」 2 液体や気体などの...
しょうどく‐ざい【消毒剤】
「消毒薬」に同じ。
しょう‐ま【升麻】
サラシナショウマの根茎。漢方で解熱・発汗・解毒薬として用いる。
じゅう‐やく【十薬】
1 ドクダミの別名。《季 夏》「—を抜きすてし香につきあたる/汀女」 2 ドクダミの花期の地上部を乾燥させたもの。民間療法で、利尿・解毒薬などに用いる。
テリアカ【(ラテン)theriaca】
数種の薬を蜂蜜(はちみつ)で練り合わせた色の赤い膏薬(こうやく)。解毒薬とした。 [補説]「底野迦」とも書く。
どく【毒】
1 健康や生命を害するもの。特に、毒薬。「夜ふかしはからだに—だ」「—を仰ぐ」 2 ためにならないもの。わざわいになるもの。害悪。「目の—」「青少年には—となる雑誌」 3 人の心を傷つけるもの。...