りっけん‐くんしゅせい【立憲君主制】
立憲主義を基礎とした君主制。近代における絶対君主が、台頭してきた市民階級の民主主義的要求と妥協した結果生まれたもの。制限君主制。
りっけん‐しょうごう【立券荘号】
荘園に不輸租(田租の免除)の特権を与える手続き。領主の申請に基づき政府が現地に使者を派遣し、券文(証明書)を作成して成立。太政官符・民部省符により成立した荘園を官省符荘、国司の許可によるものを国...
りっけん‐せいゆうかい【立憲政友会】
明治33年(1900)伊藤博文により旧自由党系の憲政党を吸収して結成された政党。原敬(はらたかし)総裁のときに本格的政党内閣を組織。その後、立憲民政党とともに政党政治時代を担ったが、五・一五事件...
りっけん‐みんしゅとう【立憲民主党】
平成29年(2017)結成の政党。同年の総選挙に際し、民進党の保守系衆院議員らの、希望の党への合流方針に反発したリベラル系議員らが結党。総選挙で議席を大幅に増やし、野党第一党となった。令和...
りっけん‐みんせいとう【立憲民政党】
昭和2年(1927)憲政会と政友本党とが合同し、浜口雄幸を総裁に結成された政党。立憲政友会とともに政党内閣期を担った。同15年、新体制運動に吸収され解党。民政党。
りっし‐しゃ【立志社】
明治7年(1874)板垣退助らを中心に高知県で結成された政治結社。当初は士族救済を目的としたが、のち、民選議院設立運動など民権運動の中核的存在となった。
りっぽう‐いん【立法院】
中華民国国民政府の最高立法機関。
りっぽう‐ぎかい【立法議会】
フランス革命期、1791年憲法の規定によって成立した議会。フィヤン派・ジロンド派などによって構成されたが、対外戦争と国内危機に対応できず、92年、王権の停止と国民公会召集を決議して解散。
りつりょう‐じだい【律令時代】
古代、律令制に基づいて国家が人民を支配していた時代。日本では、大化の改新後の7世紀後半から10世紀ごろまでをさす。
りつりょう‐せい【律令制】
律令を基本法とする古代日本の中央集権的政治制度およびそれに基づく政治体制。中国の隋・唐の法体系を取り入れて成立。二官八省を中心とする中央官制、国郡里制による地方行政組織が整い、公地・公民を原則と...