こころ‐あ・し【心悪し】
[形シク] 1 気だてが悪い。意地が悪い。「容貌(かたち)憎さげに、—・しき人」〈枕・一四一〉 2 気持ちがよくない。気分が悪い。「いささか—・しなど言へば」〈春曙抄本枕・二九一〉
こころ‐いき【心意気】
1 気だて。心ばえ。特に、さっぱりした気性。「あの鼠小僧と云う野郎は、第一—が嬉しいや」〈芥川・鼠小僧次郎吉〉 2 物事に積極的に取り組もうとする気構え。意気込み。気概。「—を示す」 3 気どる...
こころ‐いわい【心祝(い)】
形式ばらない、気持ちだけの祝い。「—に一本つける」
心(こころ)折(お)・れる
気持ちや考えがそちらに向かう。また、気持ちが弱る。「妹の説得に父も—・れたようだ」「相次ぐ困難に—・れる」→心が折れる
こころ‐から【心から】
[副]本当の気持ちで言動がなされるさま。心の底から。心底(しんそこ)から。心より。「—恋い慕う」「—喜ぶ」
[連語]他からの強制ではなく、自分の意志で。自分から求めて。「現世、後生、—徒(い...
心(こころ)が洗(あら)わ◦れる
心のけがれが清められる。すがすがしい気持ちになる。「—◦れるような澄んだ音色」
心(こころ)が動(うご)・く
1 心が引きつけられる。関心をもつ。その気になる。「旅行に誘われて、少し—・いた」 2 気持ちが動揺する。心が乱れる。「草の葉にかかれる露の身なればや心動くに涙落つらむ」〈大和・一二三〉
心(こころ)が籠(こ)も・る
思いが十分に含まれる。気持ちがいっぱいに満ちている。「—・った贈り物」
心(こころ)が騒(さわ)・ぐ
気持ちが落ち着かない。また、胸騒ぎがする。「出先で何かあったのではないかと—・ぐ」
心(こころ)が沈(しず)・む
暗い気持ちに落ち込む。