おんだんしつじゅん‐きこう【温暖湿潤気候】
ケッペンの気候区分による温帯気候の一。符合はCfa。気温の年較差が大きく、夏は多雨で冬は乾燥する。本州以南の日本・華中・黒海沿岸・南アフリカ東海岸・アメリカ南東部・南米中東部・オーストラリア東海...
おんど‐こうばい【温度勾配】
物体や空間の温度分布が定常状態(時間的に変化しない場合)にあるとき、任意の二点間における温度の変化率。一般に、2点A、Bの温度をTA、TB(ただし、TAはTBより大きい)、AB間の距離をDとする...
かいがん‐きこう【海岸気候】
海岸に特徴的な気候。海洋気候と内陸気候の中間の特性を示し、気温の年変化・日変化は内陸より小さく、海陸風が発達する。
かいようせい‐きこう【海洋性気候】
島や沿岸など、海洋の影響を強く受ける地方にみられる気候型。気温の年変化・日変化が小さく、一年じゅう温暖で湿度が高く、雲量が大などの特徴がある。→大陸性気候
かいよう‐ねっぱ【海洋熱波】
海水温の極端な高温状態が、数日から数年にわたって継続する現象。過去の統計で10パーセント以下しか起こらない高温が5日以上続く状態。海流の流路の変化や地球温暖化による気温の上昇が原因と考えられている。
かいりく‐ふう【海陸風】
海岸地方に海陸の気温差によって生じる局地的な風。昼間は陸地の気温が高くなるので風は海から陸に吹き、夜間は陸から海に吹く。その交代期が、朝凪(あさなぎ)と夕凪(ゆうなぎ)である。
かく‐さ【較差】
《「こうさ」の慣用読み》 1 二つ以上の事物を数量的に比較したときの差。最大と最小との差。 2 ある期間内の最高気温と最低気温との差。「日(にち)—」
かく‐の‐ふゆ【核の冬】
全面核戦争の後に起こるとされる全地球的な気温低下現象。都市への核攻撃による大火災で生じる大量の煤煙(ばいえん)・粉塵(ふんじん)で太陽光が遮られ、地表が氷点下の状態になるというもの。
か‐せい【火星】
太陽系の4番目の惑星。地球のすぐ外側に軌道をもつ赤い星で、最大の明るさはマイナス3.0等。太陽からの平均距離2億2790万キロ、すなわち1.5237天文単位、公転周期1.8809年。780日ごと...
かんきゅう‐おんど【乾球温度】
乾球温度計(普通の温度計)が示す温度。気温のこと。→湿球温度