ひょうしょう‐コア【氷床コア】
南極やグリーンランドなどの氷床をドリルで掘削して得られた筒状の氷の試料。氷床の氷は深部ほど古い年代のものであり、降雪時の大気成分や火山灰などを含んでいる。日本のドームふじ基地では、過去70万年に...
ひょうしょう‐せき【氷晶石】
ナトリウム・アルミニウムの弗化物(ふっかぶつ)からなる鉱物。無色または白色でガラス光沢がある。単斜晶系。溶剤としてアルミニウム冶金(やきん)に使用。クリオライト。
ひょう‐しょく【氷食/氷蝕】
氷河の移動による浸食作用。
ひょうしょく‐こく【氷食谷】
氷河の移動による浸食を受けて形成された谷。横断面がU字のものは、特にU字谷とよばれる。
ひょうしょく‐しょう【氷食症】
氷を好んで食べる異常食欲症状。厳密な定義はなく、一般に、1日で製氷皿1皿以上を食べるものをいう。原因は明らかではないが、鉄欠乏性貧血の患者に比較的多いとされる。
ひょう‐しん【氷震】
氷河や凍土に亀裂が生じる際に発生する地震に似た揺れ。大寒波による氷震の場合、気温の変化を受けやすい地表に近いところで生じる。ときに轟音を発生することもあるが、揺れのエネルギーそのものは小さい。氷...
ひょう‐じゅん【氷筍】
洞窟(どうくつ)などの天井からしたたり落ちた水滴が凍り、積み重なってたけのこ状の氷塊になったもの。→石筍(せきじゅん)
ひょう‐じょう【氷上】
氷の上。「—競技」《季 冬》「—に間近しと思ふ谺(こだま)かな/乙字」
ひょう‐じん【氷人】
《晋の令狐策(れいこさく)が、ある夜、氷の上に立って氷の下の人と話した夢を見た。これを占いの名人索紞(さくたん)が媒酌をする前兆だと夢解きし、実際にそのとおりになったという「晋書」索紞伝の故事か...
ひょう‐じん【氷刃】
氷のように光って鋭い刃。しらは。氷のやいば。