ひみ【氷見】
富山県北西部の市。富山湾に面し、漁業が盛ん。中部にある十二町潟(じゅうにちょうがた)(万葉集に詠まれた布勢水海(ふせのみずうみ))のオニバスは天然記念物。人口5.2万(2010)。
ひみ‐し【氷見市】
⇒氷見
ひ‐みず【氷水】
氷をとかした水。氷を入れた水。「扇の風もぬるし、—に手をひたし」〈枕・一九二〉
ひ‐むろ【氷室】
天然氷を夏までたくわえておくために設けたむろ。地中や山かげに穴をあけ、上を茅(かや)などでおおう。昔は宮中用の氷室が山城・大和・丹波・河内(かわち)・近江(おうみ)にあった。《季 夏》
ひむろ【氷室】
謡曲。脇能物。宮増(みやます)作といわれる。朝臣が丹波の氷室山に立ち寄ると、氷室守(もり)の老人が氷を都へ運ばせるいわれを語り、やがて氷室の中から氷室明神が現れ、采女(うねめ)が氷を運ぶのを守護する。
ひむろ‐の‐せっく【氷室の節句】
江戸時代の行事の一。暑い盛りの陰暦6月1日に、前年の冬の雪水で作った折餅(へぎもち)または氷餅(こおりもち)などを祝って食べた。
ひ‐も【氷面】
氷の張った表面。多く「紐(ひも)」に掛けていう。「あしひきの山井の水は氷れるをいかなる—の解くるなるらむ」〈枕・九〇〉
ひょう【氷】
[音]ヒョウ(呉)(漢) [訓]こおり ひ こおる [学習漢字]3年 〈ヒョウ〉 1 こおり。「氷塊・氷解・氷山・氷釈/海氷・堅氷・砕氷・製氷・薄氷・霧氷・流氷」 2 こおる。「氷結・氷点」 ...
ひょう‐えい【氷映】
極域の外洋において、上空の雲の底面の一部が明るく見える現象。その部分だけ氷山などの浮氷からの光の反射を受けるために生じる。→水空
ひょう‐おん【氷温】
食品が凍りはじめる直前の温度。生鮮品の保存などに利用。「—冷凍」