あせ‐ジュバン【汗ジュバン】
汗が着物に染み通らないように着る肌着。汗取り。あせジバン。→ジュバン
あせ・する【汗する】
[動サ変][文]あせ・す[サ変]汗をかく。懸命に努力することなどにいう。「額に—・して働く」「彼は満身に—・して居た」〈長塚・土〉
あせ‐だく【汗だく】
[形動]《「汗だくだく」の略》汗があとからあとから流れるさま。汗びっしょりのさま。汗まみれ。「—になって駆けつけた」
あせ‐とり【汗取り】
汗を吸い取らせるために着ける肌着。《季 夏》「—や弓に肩ぬぐ袖のうち/太祇」
汗(あせ)にな・る
1 働いたり動き回ったりして汗を流す。「日夜—・って動き回る」 2 汗の出るほど、恥ずかしさ、恐ろしさを感じる。「恐ろしき物語どもをして、おどされしかば、まめやかにみな—・りつつ」〈右京大夫集・詞書〉
あせ‐ば・む【汗ばむ】
[動マ五(四)]汗がにじみ出てからだがじっとりする。「—・むほどの陽気」「—・んだ額」《季 夏》「ほのかなる少女の髭(ひげ)の—・める/誓子」
あせ‐ふき【汗拭き】
汗をふくための手ぬぐい・ハンカチ・化粧紙など。汗ぬぐい。《季 夏》
あせ‐まみれ【汗塗れ】
[名・形動]汗で、からだや顔がびっしょりとぬれていること。また、そのさま。汗みどろ。「—になって動き回る」
あせ‐みず【汗水】
盛んに流れ出る汗。また、汗びっしょりになること。「—たらして働く」《季 夏》
あせ‐みずく【汗水漬く】
[名・形動]からだじゅうが汗でびっしょりになること。また、そのさま。汗みどろ。「—になって走る」