えどがわらんぽ‐しょう【江戸川乱歩賞】
江戸川乱歩の寄付を基金として創設された文学賞。昭和30年(1955)の第1回と、翌昭和31年(1956)の第2回は業績のあった作家と出版社に対して、それ以降は優れた推理小説に対して贈られている。
えどがわらんぽぜんしゅうきょうふきけいにんげん【江戸川乱歩全集恐怖奇形人間】
石井輝男監督による映画の題名。昭和44年(1969)公開。江戸川乱歩による複数の作品の要素を組み合わせて脚色したもの。出演、吉田輝雄、土方巽ほか。
えど‐きゃはん【江戸脚絆】
《江戸で多く用いられたところから》表は紺木綿、裏は浅葱(あさぎ)木綿で作り、上部に片ひもをつけ、こはぜで留める脚絆。
えど‐きょうげん【江戸狂言】
江戸で発達した歌舞伎狂言。初世市川団十郎の創始した荒事(あらごと)や、鶴屋南北(つるやなんぼく)・河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)などによって完成された生世話物(きぜわもの)がその代表。江戸歌舞伎...
えど‐きりこ【江戸切(り)子】
江戸末期に江戸で作られたカットグラス。
えど‐ぎく【江戸菊】
1 エゾギクの別名。 2 中輪の菊のこと。
えど‐げいしゃ【江戸芸者】
吉原の郭芸者(くるわげいしゃ)に対して、柳橋・葭町(よしちょう)など江戸の市中に住み営業していた芸者。町芸者。
えど‐こうた【江戸小唄】
1 隆達節(りゅうたつぶし)や投げ節が、元禄(1688〜1704)の前後に江戸風に歌われたもの。 2 幕末のころ、歌沢に対し、江戸端唄(はうた)から分かれて一派を立てたもの。座興的な三味線の爪弾...
えど‐ことば【江戸言葉】
江戸中期以降、江戸で発達した言葉。在来の関東方言に各地の方言が影響を与えて、宝暦年間(1751〜1764)以降に確立したといわれる。東京語のもととなった。江戸語。江戸弁。
えど‐こもん【江戸小紋】
江戸時代の武士の裃(かみしも)に用いられた染め物。柄(がら)が非常に小さいにもかかわらず、遠目にはっきりと見える。1色染めが特色。