くつ‐づけ【沓付け】
雑俳の一種。下の5文字を題として出し、それに上5字・中7字を付けて1句に仕立てるもの。→冠付(かむりづ)け
くつて‐どり【沓手鳥】
ホトトギスの別名。
くつ‐ぬぎ【沓脱ぎ/靴脱ぎ】
1 玄関や縁側の上がり口の、履物を脱ぐ所。 2 「沓脱ぎ石」の略。
くつぬぎ‐いし【沓脱ぎ石/靴脱ぎ石】
縁側や式台などの前に置き、履物を脱いでそこに置いたり、踏み台にしたりする石。くつぬぎ。
くつ‐の‐こ【沓の子】
沓の底に打ち並べた釘(くぎ)。
沓(くつ)の子(こ)を打(う)・つ
たくさんの人や物がすきまなく立ち並ぶさまをいう。「我も我もと込み入りける程に、—・ったるが如くにて」〈太平記・二九〉
くつ‐はかず【沓穿かず】
俳諧で、下の5文字が句の構成上意味がなく、無用の語であること。
くつ‐ばこ【靴箱/沓箱】
履物をぬいで、入れておく箱・棚。
くつ‐びき【沓引き/臥機】
織機の付属具。一端を機械のまねきにつけ、他の一端を織る人の足につけて、足の屈伸で綜(あぜ)を操るための麻縄。すそお。
くつ‐ぶね【沓船】
沓の形をした竹製の花器。横にしてつりさげて用いる。