は‐らん【波瀾/波乱】
1 大小の波。波濤(はとう)。「砂の浜に下りて海の—を見る」〈鴎外・妄想〉 2 激しい変化や曲折のあること。また、そうした事態。騒ぎ・もめごとなど。「—に満ちた生涯」「政局は—含みだ」
はらん‐ばんじょう【波瀾万丈】
劇的な変化に富んでいること。「—の人生」
はらん‐ぶくみ【波瀾含み】
何かが起こりそうな気配があること。騒ぎやもめごとの起こる可能性があること。「強豪チームが相次いで初戦敗退し、—の幕開けとなる」
は‐りょく【波力】
波の圧力。
はりょく‐はつでん【波力発電】
波の力を利用した発電。波による海面の上下動を空気タービンやジャイロなどで回転運動に変換し、電気をつくる方式などが研究されている。航路標識用の波力発電ブイなどが実用化されている。
ハルシャ
《(ペルシア)Persiaから》江戸時代、日本でペルシアを呼んだ名。 [補説]「波斯」とも書いた。
ハルマ【波留麻/波児馬】
《オランダ人フランソワ=ハルマ(François Halma)の蘭仏辞典を基礎にしたところから》蘭和辞典「波留麻和解(ハルマわげ)」「道富波留麻(ドウーフハルマ)」の通称。
ハルマわげ【波留麻和解】
日本最初の蘭和辞典。ハルマの蘭仏辞典を和訳。稲村三伯が石井庄助・宇田川玄随らの協力を得て完成。寛政8年(1796)刊。江戸ハルマ。→道富波留麻(ドウーフハルマ)
は‐ろう【波浪】
水面に起きる表面波。風浪・うねり・磯波の総称。なみ。
はろう‐けい【波浪計】
波の高さや周期を計測する装置。かつては波面の昇降や水中の圧力を直接計測していたが、近年はレーダーや超音波を波面に照射し、その反射波を解析することで、高さ・周期・波の向きを調べることができる。→G...