どろ‐にんぎょう【泥人形】
泥をこねて固めた人形。土偶。 [補説]書名別項。→泥人形
どろにんぎょう【泥人形】
正宗白鳥の小説。明治44年(1911)、「早稲田文学」7月号に発表。日本の自然主義文学の代表作のひとつ。
どろ‐ぬま【泥沼】
1 泥深い沼。 2 一度落ちこむと抜け出ることが困難な悪い状況。「—の紛争」
どろのかわ【泥の河】
宮本輝の小説。昭和30年代の大阪の、二つの川が合流し安治川となる地域を舞台に、少年信雄と周囲の人々の関わりを描く。「文芸展望」誌の昭和52年(1977)7月号に発表。第13回太宰治賞を受賞。「蛍...
どろ‐の‐き【泥の木/白楊】
ヤナギ科の落葉高木。中部地方以北の湿地に自生。高さ約15メートル。雌雄異株。春、葉の出る前に雄花・雌花を穂状につける。名は、材が泥のように柔らかいことから。マッチの軸や細工物などに利用。でろ。ど...
どろ‐の‐モスク【泥のモスク】
マリ中部の都市ジェンネの旧市街にあるイスラム寺院。イスラム教に改宗したジェンネの王コンボロによりスーダン様式で建造。日干し煉瓦(れんが)を積み上げ、表面に泥を塗って造られており、高さ20メートル...
泥(どろ)のように眠(ねむ)・る
正体もなく眠り込んでいるさまにいう。「長旅に疲れはて—・る」
どろ‐はね【泥跳ね】
泥が飛び散ること。また、その泥。
どろ‐ぶか・い【泥深い】
[形][文]どろぶか・し[ク]田や沼などの底に泥が厚く積もっているさま。「この辺りの田は—・い」
どろ‐ぶね【泥船/泥舟】
1 泥を積んで運ぶ船。土船。 2 歌舞伎で、箱の中に泥を入れて舞台に置き、泥の池や田んぼに見立てたもの。また、その箱。 3 昔話「かちかち山」に出てくる、泥でつくった沈みやすい船。また、すぐにだ...