なん‐でい【軟泥】
プランクトンなどの遺骸を30パーセント以上含む、海底の軟らかい泥。有孔虫軟泥などの石灰質軟泥と、珪藻軟泥などの珪質軟泥に分ける。
はく‐でい【白泥】
酸化鉄の含有量が少ない、灰白色の粘土を焼いて作った無釉(むゆう)の陶器。
ひじ【泥/埿】
水たまりの土。どろ。泥土。「物語に不義なる恋をかたるも、その濁れる—を愛でてにはあらず」〈逍遥・小説神髄〉
ひじり‐こ【泥】
どろ。ひじ。〈和名抄〉
ひばいしょり‐おでい【飛灰処理汚泥】
飛灰に含まれる重金属が土中に溶け出さないように、キレート剤などを加えて固定化処理した固化物。飛灰はこの段階を経て最終処分場に埋められる。
ふう‐でい【封泥】
古代中国で、貴重品を収めた箱や竹簡・木簡文書の封緘(ふうかん)に用いた粘土塊。縛ったひもの結び目などに、柔らかいうちに押印した。
ふ‐でい【腐泥】
藻類などの遺骸(いがい)やそれが腐朽した物質を多量に含む軟泥。無酸素層をもつような水域に堆積(たいせき)がみられる。
ほうさんちゅう‐なんでい【放散虫軟泥】
主に放散虫の遺体が堆積してできた石灰質軟泥。太平洋・インド洋などの深海底に分布。
ゆうこうちゅう‐なんでい【有孔虫軟泥】
主に有孔虫の遺骸が堆積してできた石灰質軟泥。グロビゲリナ軟泥など。
りょく‐でい【緑泥】
主に大陸棚斜面上に分布する、多量の海緑石を含む緑色の泥質の堆積(たいせき)物。