つめた‐がい【津免多貝/砑螺貝】
タマガイ科の巻き貝。貝殻は球形で殻径6センチくらい。殻表は滑らかで栗色をし、底面は白色。潮間帯の砂泥地にすみ、アサリなどを食害する。卵塊は砂泥をかためてつくり茶碗を伏せた形なので、砂茶碗という。...
つ‐もじ【津綟子】
三重県津市で産した麻織物。綿糸でも織られ、夏羽織や肌着などに用いられた。
つ‐もり【津守】
津を守る人。港を守る番人。「住吉(すみのえ)の—網引(あびき)の浮けの緒の浮かれか行かむ恋ひつつあらずは」〈万・二六四六〉
つやざき【津屋崎】
福岡県北部にあった町。玄界灘(げんかいなだ)に面する港町。開運の神として知られる宮地嶽(みやじだけ)神社がある。平成17年(2005)に福間町と合併して福津(ふくつ)市となる。→福津
つやま【津山】
岡山県北東部の市。津山盆地の商業・文化の中心。古代、美作(みまさか)国府が置かれ、近世は松平氏の城下町。津山城・院庄(いんのしょう)館などの史跡がある。人口10.7万(2010)。
つやま‐し【津山市】
⇒津山
つやま‐ばち【津山撥】
三味線の撥の一種。文化年間(1804〜1818)に大坂の津山検校が創始。やや大型で撥先が薄くなっている。地歌でよく用いるほか、箏曲(そうきょく)の山田流でも地歌系の曲で用いる。
つやま‐ぼんち【津山盆地】
岡山県北東部、中国山地と吉備(きび)高原にはさまれた盆地。県内最大の盆地で、中央底部を吉井川が貫流している。標高100〜200メートル。中心は盆地中央部の津山市。盆地東部、那岐(なぎ)山の麓に位...
つ‐りょう【津料】
中世、船着き場や港湾に関所を設け、そこを通過する人や貨物から徴収した税。
つわの【津和野】
島根県西端、鹿足(かのあし)郡の地名。もと亀井氏の城下町で、津和野川に沿って堀や屋敷が残り、森鴎外や西周(にしあまね)の旧宅、津和野城跡がある。石州半紙の産地。