しんげんじつ‐は【新現実派】
第三次・第四次「新思潮」に拠った芥川竜之介・菊池寛ら、「奇蹟」に拠った葛西善蔵・広津和郎ら、また、宇野浩二・佐藤春夫・室生犀星など、大正中期に文壇に登場した一群の作家の総称。作風や思想のうえで現...
しんこうげいじゅつ‐は【新興芸術派】
昭和5年(1930)新興芸術派倶楽部として結成された文学者集団。反プロレタリア文学作家の大同団結を図り、芸術の擁護を訴えた。中村武羅夫(なかむらむらお)・尾崎士郎・舟橋聖一・井伏鱒二(いぶせます...
しん‐こてんがくは【新古典学派】
1870年代以降に形成された近代経済学の立場の総称。ローザンヌ学派に属するワルラスの一般均衡理論を継承するヒックスの理論がその典型とされる。狭義には、マーシャルに始まるケンブリッジ学派をさす。新...
しんぜい‐は【真盛派】
天台宗の一派。真盛を開祖とし、西教(さいきょう)寺を本山とする。念仏と戒の双修一致を説く。
しんとう‐しゅうせいは【神道修成派】
教派神道の一。明治9年(1876)に新田邦光(にったくにてる)を教祖として一派独立。儒教と神道の折衷的教義を形成。教庁は東京都杉並区。修成派。
しんとう‐じゅうさんぱ【神道十三派】
⇒教派神道(きょうはしんとう)
しん‐ぱ【新派】
1 芸道・芸能などの、新しい流儀・流派。⇔旧派。 2 「新派劇」の略。
しん‐ピタゴラスがくは【新ピタゴラス学派】
前1世紀から2世紀にかけてローマとアレクサンドリアを中心として興った哲学の一派。ピタゴラスを神聖視し、その学説を中心に東方の宗教思想およびプラトン・ペリパトス学派(逍遥学派)・ストア学派などの思...
しん‐フロイトは【新フロイト派】
フロイトの学説を基本的に認めながら、社会的、文化的要因を重視して精神分析に修正を加えようとした一派。米国で発達し、ホーナイ・フロム・サリバンなどがその代表者。
しん‐プラトンがくは【新プラトン学派】
プロティノス、およびその学統を継ぐ、3世紀ごろから6世紀にかけて栄えた古代ギリシャ哲学最後の学派。プラトンの思想を継承しているが、アリストテレス学派・ストア学派・新ピタゴラス学派などの諸思想をも...