かい‐じん【海人】
1 漁民。あま。「ほだはら、数の子を売る—までも」〈浮・織留・三〉 2 「海神(かいじん)」に同じ。「御母は玉より姫、—のむすめなり」〈平家・五〉
かいにん‐さん【海人酸】
海人草(かいにんそう)の水浸エキスから得られるアミノ酸の一。無色の結晶。回虫などの駆虫有効成分。
かいじん‐そう【海人草】
⇒かいにんそう(海人草)
かいにん‐そう【海人草】
紅藻の一種、マクリの別名。回虫駆除薬に用いる。かいじんそう。
まくり【海人草/海仁草】
フジマツモ科の紅藻。暖海の岩礁に着生し、高さ5〜25センチ。体は不規則に枝分かれし、剛毛状の小枝で覆われる。海人酸(かいにんさん)を含有し、煎(せん)じ汁を回虫駆除薬とする。かいにんそう。