うらかた‐ばんしょ【浦方番所】
江戸時代に、浦々の取り締まりのために設けられた番所。難破船の救助、海難船の処理、異国船の監視、密貿易の取り締まりなどにあたった。
うんちん‐ほけん【運賃保険】
海上保険の一。海難事故などで、その船の使用料や運賃を船主や運送者が受け取れなくなった場合に、その損失を船主や運送者に対して補償する保険。
うんゆあんぜん‐いいんかい【運輸安全委員会】
国土交通省の外局の一。航空事故・鉄道事故・船舶事故や重大な運航障害の原因を調査・究明し、再発防止、被害の軽減に貢献することを目的とする。調査結果にもとづき、必要に応じて国土交通大臣や原因関係者な...
エスエーアール‐きょうてい【SAR協定】
《Agreement on search and rescue regions》昭和54年(1979)に発効した「海上における捜索及び救助に関する国際条約」(SAR条約)に基づいて、海上での遭難...
かいじ‐こうほう【海事公法】
海事に関する公法。領海・公海・公海自由・封港・捕獲を規定する国際公法と船舶法・船舶安全法・船員法・水先法・海難審判法などの国内公法とがある。
かいじょう‐ほあんかん【海上保安官】
海上警備・海難者救助・海図作成・灯台や航路標識の設置など海上の安全確保に関する業務を行う海上保安庁の職員。特別司法警察職員として、海上で発生した事件について一般の警察官と同等の権限を行使する。必...
かいじょうほあん‐ちょう【海上保安庁】
国土交通省の外局の一。日本の沿岸水域における各種法令の順守、海難の防止、安全の確保、環境保全などを任務とする。また、海洋調査なども行う。本庁のほか、国内各地に管区海上保安本部をもつ。付属機関に海...
かいじんまる【海神丸】
野上弥生子の短編小説。大正11年(1922)、「中央公論」誌に発表。大正6年(1917)に実際に起きた、高吉丸海難事件をモデルとする。昭和37年(1962)には新藤兼人が「人間」のタイトルで映画化。
かいなん‐きゅうじょ【海難救助】
海難にあった人や船舶・積み荷などを救助すること。
かいなん‐しょうめいしょ【海難証明書】
船が航海中に船体・積み荷などの災難に出あったとき、船長の申請により、最寄り港の当該官公署が航海日誌などの証拠資料によって、海難事実の存在を認めたことを証明するために交付する文書。