うみ‐べ【海辺】
海のほとり。海岸。
うみ‐べた【海辺】
《「うみへた」とも》うみべ。うみばた。「おほかたはわが名もみなと漕(こ)ぎ出でなむ世を—にみるめ少なし」〈古今・恋三〉
うみべのカフカ【海辺のカフカ】
村上春樹の長編小説。平成14年(2002)、上下2冊で刊行。15歳の少年を主人公に据え、オイディプス王の物語をモチーフとする。蜷川幸雄による舞台化作品もある。
うみべのし【海辺の詩】
《原題、(フランス)Poème des rivages》ダンディの管弦楽曲。全4曲。正式名称は交響組曲「海辺の詩」。1919年から1921年にかけて作曲。
うみべのそうりょ【海辺の僧侶】
《原題、(ドイツ)Der Mönch am Meer》フリードリヒの絵画。カンバスに油彩。荒れた海を背景に一人の僧侶が佇む光景を描いた作品。1810年、「樫の森の修道院」とともに、ベルリン美術ア...
うみべのでんせつ【海辺の伝説】
森礼子による戯曲。昭和39年(1964)「新劇」誌に掲載。翌年初演。
うみ‐ほおずき【海酸漿/竜葵】
海産の巻き貝の卵嚢(らんのう)。なぎなた状、軍配状など種々の形状があり、ホオズキと同じように口の中で鳴らして遊ぶ。特に、テングニシの団扇(うちわ)状のものをいう。《季 夏》「妹が口—の赤きかな/虚子」
うみ‐ほたる【海蛍】
ミオドコパ目ウミホタル科の甲殻類。太平洋沿岸の内湾によくみられる。体の両側に2枚の石灰質の殻をもち、殻長3ミリほど。夜間に活動し、体内から分泌された発光物質が海水に触れて青白く光る。
うみ‐ぼうず【海坊主】
1 船乗りや漁師の間に伝わる、海上に現れるという坊主姿の大きな化け物。 2 アオウミガメの別名。
うみ‐まつ【海松】
1 海岸に生えている松。 2 ウミカラマツの別名。 3 海藻「みる」にあてた「海松」の訓読み。「おぼつかな今日は子(ね)の日か海人(あま)ならば—をだに引かましものを」〈土佐〉