つね‐なら◦ず【常ならず】
[連語] 1 一定しない。無常である。「飛鳥川の淵瀬—◦ぬ世にしあれば」〈徒然・二五〉 2 普通ではない。いつもと違っている。「殊に母がなげきも—◦ず」〈浮・武家義理・一〉
てき【狄】
古代中国で、匈奴(きょうど)など北方の異民族の呼称。北狄。 綱淵謙錠(つなぶちけんじょう)の長編時代小説。昭和47年(1972)から昭和48年(1973)にかけて「別冊文芸春秋」誌にて連載。...
てふうきん【手風琴】
浅見淵の短編小説集。昭和17年(1942)刊行。表題作のほか「三等船室」「朝鮮旅館」などの作品を収める。
てぶり‐あみがさ【手振り編み笠】
編み笠以外は何も持っていないこと。無一文。手拍(てびょう)編み笠。「無理に離縁を取って出ましたが、—、…何一つもくれませぬ」〈円朝・真景累ヶ淵〉
てん‐えん【天淵】
[名・形動]天と淵(ふち)。天地。転じて、非常にかけはなれていること。また、そのさま。「其相違—啻(ただ)ならず」〈福沢・福翁百話〉
てんじょう‐の‐えんすい【殿上の淵酔】
⇒淵酔
てん‐めい【天命】
1 天の命令。天が人間に与えた使命。「人事を尽くして—を待つ」 2 人の力で変えることのできない運命。宿命。 3 天の定めた寿命。天寿。「—を全うする」「—が尽きる」 4 天の与える罰。天罰。「...
てん‐もん【天文】
1 天体に起こるさまざまな現象。 2 天空に起こるさまざまな現象を見て吉凶を占うこと。また、その術。「—は淵源をきはめ、推条掌をさすが如し」〈平家・三〉
でんえん‐しじん【田園詩人】
田園を愛し、その生活や風物をうたう詩人。ワーズワース・陶淵明など。
とう【唐】
中国の国名。618年、李淵が隋の恭帝の禅譲を受けて建国。都は長安。隋制を継いで律令制・均田制・府兵制などを確立。統一王朝は南北の文化の融合をもたらすとともに、領域の拡大と東西文化の交流は国際的...