どう‐づ・く【どう突く】
[動カ五(四)]激しく突く。どつく。「そう—・いては困るよ」〈円朝・真景累ヶ淵〉
どぶ‐づり【淵釣(り)】
アユの釣り方の一。重いおもりをつけ、毛針を川の淵(ふち)に沈め、静かに上下させて釣るもの。
なげ‐こみ【投(げ)込み】
1 投げ込むこと。 2 新聞・書籍などに挟み込まれるもの。広告・読者カード・売上伝票など。 3 「投げ入れ」に同じ。 4 無縁仏となった死者を葬ること。「—同様、生きている中の悪事の罰で」〈円朝...
なだれ【雪崩/傾れ/頽れ】
《動詞「なだる」の連用形から》 1 (雪崩)山の斜面に積もった大量の雪が、急激にくずれ落ちる現象。表層雪崩・全層雪崩に分けられる。《季 春》「夜半さめて—をさそふ風聞けり/秋桜子」 2 斜めにか...
なま‐じい【憖】
[形動][文][ナリ] 1 「なまじ」に同じ。「—に御器量好しだの美人だの云われた丈に」〈蘆花・自然と人生〉 2 そうするのは無理なのにあえてするさま。「物思ふと人に見えじと—に常に思へりあ...
なみだ‐の‐そこ【涙の底】
流す涙がたまってできた淵(ふち)の底。「恋ひわぶる心は空に浮きぬれど—に身は沈むかな」〈千載・恋五〉
なれ‐ども
[接]《断定の助動詞「なり」の已然形+接続助詞「ども」から》前の事柄とあとの事柄が、反対・対立の関係にあることを示す。であるが。けれども。なれど。「田舎仏師の拵えたものでございましょう。—金箔を...
にいまなび【新学】
江戸後期の歌論書。1巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和2年(1765)成立、寛政12年(1800)刊。復古主義に立ち、万葉集を重視すべきことを説いた。
にいまなびいけん【新学異見】
江戸後期の歌論書。1巻。香川景樹著。文化8年(1811)成立、同12年刊。賀茂真淵の「新学」に対して古今集を擁護し、現代主義を主張した。
にげ‐ど【逃げ所】
逃げる場所。逃げ場。「どうにもこうにも—がありませぬ」〈円朝・真景累ヶ淵〉