にっこう‐おなりかいどう【日光御成街道】
江戸時代、日光東照宮への将軍の参拝道。江戸本郷追分で中山道と分かれ、岩淵・川口・鳩ヶ谷・大門・岩槻を経て、幸手(さって)で日光街道に合流する。日光御成道。
ぬるま【微温】
1 ぬるいこと。「—になって居るが、この番茶を替りに」〈円朝・真景累ヶ淵〉 2 「ぬるま湯」の略。 3 愚鈍なこと。のろま。「兄貴は知れた—殿」〈浄・盛衰記〉
ねだり‐ごと【強請り事】
ねだること。せがむこと。また、言いがかりをつけて金品などを要求すること。「—をいわずに遣って呉れ」〈円朝・真景累ヶ淵〉
念(ねん)が残(のこ)・る
きっぱりと思い切ることができない。「金を溜めて大事にすると—・るという事もあり」〈円朝・真景累ヶ淵〉
ねん‐さい【燃犀】
物事をよく見抜くこと。中国、東晋(とうしん)の温嶠(おんきょう)が、犀の角を燃やして深淵を照らし、水中の怪物の姿を見たという「晋書」温嶠伝の故事による。
の‐が・う【野飼ふ】
[動ハ四]牛馬などを放し飼いにする。「みちのくの小淵の駒の—・ふにはあれこそまされなつくものかは」〈後撰・雑四〉
のりとこう【祝詞考】
祝詞の注釈書。3巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5年(1768)成立。寛政12年(1800)刊。「延喜式」所収の祝詞の学問的研究として最初のもの。
はいとくしゃ【背徳者】
《原題、(フランス)L'Immoraliste》ジードの長編小説。1902年刊。考古学者ミシェルが、アフリカで死の淵からよみがえり、既成の道徳・秩序を超えた生の享楽に目覚めるが、そのことがやがて...
白璧(はくへき)の微瑕(びか)
《昭明太子「陶淵明集序」から》白色の宝玉にわずかなきずがあること。ほとんど完全な物事に、少し欠点があることのたとえ。玉にきず。
はく‐りょう【白竜】
1 天帝の使者とされる白い竜。はくりゅう。 2 白く泡だつ渓流や滝の形容。はくりゅう。「幾百千の—の、おどるよおどるよ、碧(みどり)の淵に」〈文部省唱歌・滝〉