ふるい‐つ・く【震い付く】
[動カ五(四)] 1 感情をおさえることができないで、思わず抱きつく。「何時見てもあの女は、何だかこう水際立った、—・きたいような風をしている」〈芥川・好色〉 2 寒さや病気などのために身体がふ...
ふろ【風呂】
《「室(むろ)」から変化した語。「風炉(ふろ)」からともいう》 1 入浴のための設備。また、その場所。湯による温浴のほか、蒸気浴・熱気浴がある。古くは、蒸気を室内に籠もらせた「蒸し風呂」が普通で...
ふ‐ろ【風炉】
茶の湯の席上で、釜(かま)をかけて湯をわかす炉。唐銅(からかね)製・鉄製・土製・木製などがあり、夏を中心に用いる。ふうろ。
ふろ‐おけ【風呂桶】
1 木を桶状に組んで作った湯船。また、浴槽。 2 入浴の際に用いる小さな桶。湯桶。
ふろ‐がま【風炉釜】
茶の湯で、風炉にかける釜。
ふろさき‐びょうぶ【風炉先屏風】
茶の湯で、茶室の道具畳の向こうを囲むために立てる2枚折りの屏風。高さは50〜70センチくらい。
ふろ‐しき【風呂敷】
1 物を包むのに用いる正方形の布。「—包み」 2 入浴のとき、衣類を脱いで包んだり、衣類を着る際に床に敷いたりした布。古くは正倉院に残っているものもあり、中世には衣包・平包の名がみられる。江戸前...
ふろ‐せん【風呂銭】
銭湯の入浴料。湯銭。
ふろ‐ば【風呂場】
入浴設備のある所。浴室。湯殿。
ふろ‐や【風呂屋】
1 湯銭を取って入浴させる浴場。また、それを業とする人。銭湯(せんとう)。湯屋。公衆浴場。 2 風呂桶など、風呂の設備や道具を売る店。 3 風呂桶を据えた部屋。浴室。湯殿。「帰りて、—に入らせ給...