さがら‐め【相良布】
静岡県の駿河湾に東面する相良地方に産する海藻カジメのこと。《季 春》 [補説]1990年代頃から環境の変化によって枯渇、藻場の機能がなくなったところから、アワビ・イサキ・アジなどの漁獲量も激減し...
鯖(さば)の生(い)き腐(ぐさ)れ
鯖は外見は新鮮なようでも腐り始めていることがあるということ。鯖の肉は漁獲してから短時間のうちに酵素分解が進むので、人によっては蕁麻疹(じんましん)がでたりするところからいう。
しろ‐うお【素魚/白魚】
ハゼ科の海水魚。内湾にすみ、春、川に入って産卵する。全長約5センチ。体色は半透明で死ぬと白くなる。西日本では産卵期に漁獲する。特に福岡市室見(むろみ)川での「躍り食い」は有名。シラウオは別種。い...
しろ‐わけ【代分け】
漁獲物を参加者全員に分配すること。分配の単位を「しろ」といい、船の所有者に対する船代(ふなしろ)、網の所有者に対する網代(あみしろ)、労働量に対する乗り代(しろ)などについて、それぞれに分配率が...
じんこう‐しゅびょう【人工種苗】
養殖または漁獲された親から人工的に生産された幼生や稚魚などをいう。→種苗
すいさん‐ぎょう【水産業】
水産生物の漁獲・採取・養殖、冷蔵・冷凍・加工、市場・輸送・販売の各分野にかかわる産業。
すいしょう‐とう【水晶島】
歯舞群島西部の島。第二次大戦後はソ連、のちにロシア連邦の統治下。かつてはコンブ・カニ・タラなどの漁獲基地だった。納沙布岬から肉眼で見ることができる。
ぜんべいねったいまぐろるい‐いいんかい【全米熱帯まぐろ類委員会】
東太平洋におけるカツオ・マグロ類の資源を持続的に利用するための地域漁業管理機関。規制区域における漁獲可能量(TAC)や国別漁獲量の割り当て、漁獲・混獲の規制などを行う。1950年設立。IATTC...
たけのこ‐めばる【筍目張】
フサカサゴ科の海水魚。全長約35センチ。岩礁にすみ、体色は灰褐色や黄褐色など。たけのこの出るころに漁獲されるのでこの名があり、塩焼き・煮つけなどにして賞味。
タック【TAC】
《total allowable catch》一定の海域における特定の水産資源の量を減少させないための、漁獲量の上限。国連海洋法条約により、沿岸国はTACを定め、自国漁船がこれを満たさない場合は...