そう【騒〔騷〕】
[常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]さわぐ 1 さわぐ。さわがしい。「騒音・騒然・騒動/狂騒・喧騒(けんそう)・物騒」 2 漢詩の一体。「騒体」 3 文学。風流。「騒客(そうかく...
そう‐かく【騒客】
《「騒」は漢詩の一体》詩人。文人。また、風流人。騒人。
そく‐おこり【仄起(こ)り】
漢詩の絶句および律詩で、第1句の第2字が仄字であること。また、その詩。仄起(そっき)。→平(ひょう)起こり
たて‐だい【縦題】
俳諧で、雪・月・花・鶯・桜・柳のような、漢詩・和歌・連歌にも通じて詠まれる正式の題。たてのだい。→横題
たとえ‐うた【譬え歌】
1 古今集・仮名序の和歌の六義(りくぎ)の一。物にたとえて詠んだ歌。漢詩の六義の「興」にあたる。 2 ⇒譬喩歌(ひゆか)
たん‐いん【探韻】
詩会で、列席者が韻にする字を出し、くじ引きで1字ずつをもらい受け、漢詩を作ること。平安時代、花宴などの際に行われた。
だい‐がく【題額】
1 額に漢詩などを書くこと。また、その額。 2 寺号や氏名などを記して戸口や門などに掲げた額。
ちくがいにじゅうはちじし【竹外二十八字詩】
藤井竹外の漢詩集。前編は安政5年(1858)刊で、上下2巻に七言絶句(二十八字詩)217首を収める。後編は明治4年(1871)刊。上下2巻で、七言絶句164首の他に五言絶句20種を収める。
ちょう‐く【長句】
1 字数の多い句。特に、漢詩の七言の句のこと。五言の句に対していう。⇔短句。 2 連歌・連句で、短歌の上(かみ)の句にあたる五・七・五の句。⇔短句。
ちょくせん‐しゅう【勅撰集】
勅命または院宣によって撰者が作品を選び編集した和歌集・漢詩文集。特に、勅撰和歌集をいう。⇔私撰集。