ちょく‐どく【直読】
[名](スル)漢文などを、返り点によらないで、語句の順に従って音読すること。「漢詩を—する」⇔顛読(てんどく)。
ちんざんししょう【枕山詩鈔】
大沼枕山の漢詩集。初編・二編・三編の各3巻3冊からなる。初編は安政6年(1859)、二編は文久元年(1861)、三編は慶応3年(1867)にそれぞれ刊行。
つい‐く【対句】
修辞法の一。語格・表現形式が同一または類似している二つの句を相対して並べ、対照・強調の効果を与える表現。詩歌・漢詩文などに用いられる。「月に叢雲(むらくも)、花に風」など。
つい‐れん【対聯】
1 漢詩の対句(ついく)。 2 掛け軸で対になっているもの。
つう‐いん【通韻】
1 江戸時代の学説で、五十音図のうち、同じ段の音が相通じることをいう。「けむり」を「けぶり」、「かなしむ」を「かなしぶ」、「きみ(黍)」を「きび」というなど。→通音(つうおん) 2 漢詩で、近接...
ていけい‐し【定型詩】
伝統的に、詩句の数や配列順序に一定の形式をもっている詩。漢詩の五言・七言の絶句や律詩、西洋のソネット、日本の短歌・俳句など。→自由詩 →不定型詩
てん【転】
1 音韻または語の意味が変化すること。また、変化したもの。「『紺屋(こうや)』は『こんや』の—」 2 漢詩で、「転句」の略。「起承—結」
てん‐く【転句】
漢詩で、絶句の第3句。意味内容を一転させる句。転。
てん‐けつ【転結】
漢詩で、絶句の第3句と第4句。転句と結句。「起承—」
とう‐し【闘詩】
漢詩を作って、その優劣を争うこと。詩合わせ。