ぶんかしゅうれいしゅう【文華秀麗集】
平安前期の勅撰漢詩集。3巻。嵯峨天皇の命により、藤原冬嗣が仲雄王(なかおおう)・菅原清公・滋野貞主らと撰進。弘仁9年(818)成立。「凌雲集」に漏れたものやその後の作など、28人の詩140余首を...
へん‐かく【偏格】
漢詩の律詩・絶句で、五言では初句の第2字が平字(ひょうじ)で起こされるもの。七言では初句の第2字が仄字(そくじ)で起こされるもの。⇔正格(せいかく)。
ほう‐いん【芳韻】
相手を敬って、その漢詩や、その韻字をいう語。
ほう‐よう【蜂腰】
1 女性の、ハチの腰のようにくびれた腰。 2 漢詩の八病(はちへい)の一。五言詩の1句の第2字と第5字とが同じ平仄(ひょうそく)になっていること。また、五言詩・七言詩とも1句の第2字と第4字との...
ほ・す【歩す】
[動サ変] 1 あるく。あゆむ。「予がパルマルの街頭を—・して」〈芥川・開化の殺人〉 2 漢詩で、他人の詩の韻字を用いて詩を作る。次韻する。和韻する。
ほんちょうぞくもんずい【本朝続文粋】
平安末期の漢詩文集。13巻。編者未詳。保延6年(1140)以後成立。「本朝文粋」に倣い、そのあとを受けて後一条天皇から崇徳天皇に至る約120年間の漢詩文約230編を集録。続本朝文粋。
ほんちょうもんずい【本朝文粋】
平安中期の漢詩文集。14巻。藤原明衡(ふじわらのあきひら)撰。康平年間(1058〜1065)の成立か。嵯峨天皇から後一条天皇までの約200年間の漢詩文427編を、「文選(もんぜん)」に倣って39...
ぼう‐てん【傍点/旁点】
1 強調したり、注意をうながしたりするために、文字のわきに打つ点。 2 漢文・漢詩で、漢字のわきにつける訓点や声点(しょうてん)。
めい‐く【名句】
1 すぐれた句。有名な句。連歌・俳諧や漢詩などにいう。 2 すぐれた文句。有名な文句。 3 当を得た、気のきいた文句。
もろこし‐うた【唐土歌】
漢詩。