しせん‐しゅう【私撰集】
個人が私的に編集した和歌・漢詩・連歌・俳諧などの集。特に、私撰和歌集をいう。⇔勅撰集。
し‐たい【詩体】
詩の形式。特に漢詩で、古体と近体とに大別され、前者に古詩・楽府(がふ)、後者に絶句・律詩などがある。
しち‐ごん【七言】
漢詩で、1句が7字からなるもの。また、その漢詩体。七言詩。→五言
しちごん‐こし【七言古詩】
漢詩で、七言の句からなる古体詩。押韻はあるが、平仄(ひょうそく)や句数のきまりがない。七古。
しちごん‐ぜっく【七言絶句】
漢詩で、七言の句が4句からなる近体詩。七絶。→絶句
しちごん‐はいりつ【七言排律】
漢詩で、七言の句からなる排律。
しちごん‐りっし【七言律詩】
漢詩で、七言の句が8句からなる近体詩。七言律。七律。→律詩
し‐はい【詩牌】
1 漢詩の会で用いる札。1枚に韻字一つずつを記して人々に配り、各自はその字を含む漢詩を即興で作る。 2 詩カルタに用いる札。
し‐はく【詩伯】
詩を巧みに作る人。漢詩の大家。また、詩人を敬っていう語。
し‐はちへい【詩八病】
漢詩を作るときに、避けなければならない八つの事柄。同じ平仄(ひょうそく)を重複する平頭(へいとう)・上尾・蜂腰(ほうよう)・鶴膝(かくしつ)、同韻字を重複しすぎる大韻・小韻、語頭子音を重複する旁...