朝風呂(あさぶろ)丹前(たんぜん)長火鉢(ながひばち)
朝湯に入り、丹前を着て、長火鉢の前に座る意。遊び人などの気楽な生活をいう。
きんたま‐ひばち【金玉火鉢】
火鉢にまたがって暖まること。また、それによい小形の火鉢。股(また)火鉢。
しかみ‐ひばち【獅噛み火鉢】
獅噛みの意匠を脚などに施した、金属製の丸火鉢。
せんとく‐ひばち【宣徳火鉢】
中国で宣徳年間に作られた銅製の火鉢。また、それを模して作られた火鉢。
つじばん‐ひばち【辻番火鉢】
行火(あんか)の一種で、小火鉢を横向きの小箱に入れたもの。冬の夜、老人の寝床や辻番所などで用いた。
なが‐ひばち【長火鉢】
居間・茶の間などにおく、長方形の箱火鉢。引き出し・銅壺(どうこ)などがついている。
ねこ‐ひばち【猫火鉢】
中に入れた火桶を上から覆うようにし、側面に穴をあけた火鉢。布団の中に入れて足を温めるもの。ねこ。
はこ‐ひばち【箱火鉢】
箱形の木製の火鉢。
ひ‐ばち【火鉢】
灰を入れ、中に炭火をおこして、暖房や湯沸かしなどに用いる道具。「—にあたる」「長—」《季 冬》「客去って撫(な)づる—やひとり言／嘯山」
また‐ひばち【股火鉢】
火鉢にまたがるようにしてあたること。
