ひ‐ぶくれ【火膨れ/火脹れ】
やけどで皮膚の下に体液がたまってはれること。
ひ‐ぶくろ【火袋】
1 暖炉の、薪炭など燃料を燃やす所。 2 灯籠(とうろう)の火をともす所。また、行灯(あんどん)や提灯(ちょうちん)の、紙の覆(おお)いをした部分。
ひ‐ぶせ【火伏せ/火防】
火災を防ぐこと。特に、神仏が霊力によって火災を防ぐこと。火よけ。「—の神」「—のお札(ふだ)」
ひ‐ぶた【火蓋】
1 火縄銃の火皿の火口をおおうふた。 2 土蔵の窓に設けた金属製の防火扉。「窓にはあかかねの—」〈浮・桜陰比事・二〉
火蓋(ひぶた)を切(き)・る
火蓋1を開いて点火の準備をする。転じて、戦いや競争を開始する。「選挙戦の—・る」 [補説]「幕を切って落とす」との混同で、「火蓋を切って落とす」とするのは誤り。
ひ‐ぶね【火船】
1 戦国時代の船戦(ふないくさ)で、敵船を火攻めにするため火のついた薪・わらなどを積んで、風上から流した船。 2 昔、夜間の網漁を行う際、魚を集めるために火をたいた船。
ひ‐ぶり【火振り】
松明(たいまつ)などを振って明るくすること。また、松明をともして川漁をすること。
ひぶり‐りょう【火振り漁】
アユ漁の一。夜、川面で松明(たいまつ)を振りながら網に鮎を追い込むもの。四万十川などで行われる。
ひ‐へん【火偏】
漢字の偏の一。「焼」「煙」などの「火」の称。「灬(れっか)」とともに「火」の部首に属する。
ひ‐ぼし【火干し/火乾し】
火であぶって乾かすこと。また、そのもの。