ちゅうすい‐えん【虫垂炎】
虫垂の炎症。初め上腹部やへその辺りに痛みがあり、しだいに右下腹部にうつる。吐き気・発熱などを伴い、悪化して破れると腹膜炎を起こす。俗に盲腸炎ともいう。虫様突起炎。
ちょう‐えん【腸炎】
腸粘膜の炎症。腹痛・下痢がみられ発熱を伴うこともある。原因は細菌感染または細菌性毒素による場合と、食事の不摂生による場合とがある。腸カタル。
ちょくちょう‐えん【直腸炎】
直腸の粘膜の炎症。
ちょくちょうしゅうい‐えん【直腸周囲炎】
⇒肛門周囲炎(こうもんしゅういえん)
ていほたいせい‐けっかんえん【低補体性血管炎】
血管に炎症や壊死が起こる血管炎のうち、補体の値が下がるタイプのもの。
ディーがた‐かんえん【D型肝炎】
ウイルス性肝炎の一。D型肝炎ウイルス(HDV)が血液や体液を介して感染することで起こる血清肝炎。HDVはHBV(B型肝炎ウイルス)の存在下でのみ増殖するため、B型肝炎患者だけが感染する。
でんせんせい‐かんえん【伝染性肝炎】
⇒流行性肝炎
とくはつせいかんしつせい‐はいえん【特発性間質性肺炎】
肺の間質(肺胞壁・細気管支など)に炎症が起こる間質性肺炎のうち原因を特定できないもの。特発性肺線維症・器質化肺炎・非特異性間質性肺炎などの疾患が含まれる。指定難病の一つ。IIP(idiopath...
どく‐えん【毒炎/毒焔】
有毒ガスを出すほのお。「硫黄気ある—を呼吸し」〈鴎外訳・即興詩人〉
ない‐えん【内炎/内焔】
ブンゼンバーナーなどの炎の内部の、光の強い部分。一酸化炭素・水素を含み、不完全燃焼していて還元性が強い。還元炎。⇔外炎。