きりこみ‐たん【切(り)込み炭】
採掘したままで、粉炭と塊炭とが分別されていない石炭。
きり‐ずみ【切(り)炭】
程よい長さに切った木炭。
きりのき‐ずみ【桐の木炭】
桐の木で作った炭。粉にして火薬に混ぜたり懐炉灰に使ったりする。
くだ‐ずみ【管炭】
《「くだすみ」とも》茶の湯で、胴炭(どうずみ)に添える管のように細長い切り炭。炉・風炉(ふろ)用で、丸いままの丸管と、縦に割った割り管とがある。
くぬぎ‐ずみ【櫟炭】
クヌギ材から作った良質の木炭。ささらずみ。
くろ‐ずみ【黒炭】
木炭の一種。土窯(どがま)で焼き、そのまま消火させるので、黒色で質が軟らかい。白炭(しろずみ)に比べて火のつきがよい。くろめ。どがまずみ。
くん‐たん【燻炭】
籾殻(もみがら)や木屑を蒸し焼きにして炭化させたもの。多孔性で通気性がよく、土壌改良材として用いられる。
けし‐ずみ【消し炭】
1 まきや炭の火を途中で消して作った軟質の炭。火つきがよいので火種に用いる。《季 冬》「—に薄雪かかる垣根かな/召波」 2 引き手茶屋の若い衆。いつでもすぐ起きるところからの称という。「廊下を通...
げんりょう‐たん【原料炭】
製鉄用のコークスや石炭ガス(都市ガスの一種)などを製造する際に原料となる石炭。→一般炭
こう‐たん【硬炭】
1 岩など不燃成分の混じった、品質の悪い石炭。ぼた。 2 硬質の石炭。特に、無煙炭。⇔軟炭。