あか‐てん【赤点】
《赤い色で記すことから》落第点。「テストで—を取る」
あく‐てん【悪点】
物事を悪く批評すること。「ただ通人の口まねをして、—をのみ楽しみとなし」〈洒・辰巳婦言〉
あっつう‐てん【圧痛点】
内臓の病気や神経痛などの際に、からだを指先で押して強く痛みを感じる点。
あっ‐てん【圧点】
皮膚感覚のうち、軽い刺激は触覚として、強い圧力は圧覚として感じる点。
あみ‐てん【網点】
印刷で、規則的に並んだ小さな点。点の大小で濃淡を表現する。→網版
あんさい‐てん【闇斎点】
山崎闇斎が経書に施した訓点。また、その訓点法。朱熹(しゅき)以降の中国宋代の新注をもとにしたもの。嘉点(かてん)。
あん‐てん【暗点】
1 視野中の島状の欠損部分。視神経の通路にあたる盲点や、目の病気で病状として現れるものがあり、その部分は暗色を呈する。 2 隠された部分、また事柄。「信吾が話しそびれたような—は」〈康成・山の音〉
いおり‐てん【庵点】
《庵形をしているところから》箇条書きの文書の頭、和歌・連歌・謡物や、連署する姓名などの肩につける「〽」「」などの記号。検閲・確認などの印とした。また、文章中で歌謡を引用する場合にも使われる。
いちのじ‐てん【一の字点】
踊り字の一種「ゝ」「ゞ」「ヽ」「ヾ」のこと。 [補説]「ゝ」「ゞ」はひらがなを重ねる場合に、「ヽ」「ヾ」はカタカナを重ねる場合に用いる。
いっさい‐てん【一斎点】
江戸後期に佐藤一斎が施した経書の訓点。宋の学者の注によった漢文訓読法で、それ以前の訓点よりも原文に忠実で、簡潔といわれる。