くま‐そ【熊襲/熊曽】
上代の九州南部の地域名。 記紀などにみえる種族。九州南部に勢力を張り、勇猛で大和朝廷に反抗したが、景行天皇の皇子日本武尊(やまとたけるのみこと)に討たれたとされる。 [補説]「くま」は肥後の...
くま‐たか【熊鷹】
タカ科の鳥。全長は雄が72センチ、雌が80センチくらい。頭に冠羽があり、上体は黒褐色、腹は白に茶の斑がある。北海道から九州の山地にすむ。鷹狩りに用いられた。《季 冬》
くまたか‐まなこ【熊鷹眼】
クマタカがえさを探し求めるときのような、鋭く恐ろしい目つき。
くまたけ‐らん【熊竹蘭】
ショウガ科の多年草。高さ1〜2メートル。葉は長さ40〜60センチ。7月ごろ、白色で紅色のぼかしのある花を多数つける。
くま‐たな【熊棚】
ツキノワグマが樹上で木の実を食べたあと、折れた小枝が残されて鳥の巣のような形になったもの。くまだな。くまのたな。
くま‐だい【熊大】
「熊本大学」の略称。
くま‐つづら【熊葛】
クマツヅラ科の多年草。山野に自生し、高さ50〜70センチ。葉は対生。夏、紫色の小花を穂状につける。乾燥したものを漢方で馬鞭草(ばべんそう)といい、月経困難・皮膚病・炎症などに用いる。
くま‐で【熊手】
1 長い柄の先に、竹製の、熊の手のように曲がったつめ状のものを扇形につけた道具。落ち葉や穀物などをかき集めるのに用いる。くまでぼうき。 2 1に宝船・大判・小判・千両箱・おかめの面などを飾りつけ...
くまで‐しょう【熊手性】
なんでも自分のものにしようとする欲深い性質。「花車さまは御存知—」〈浮・禁短気・三〉
くま‐ねずみ【熊鼠】
ネズミ科の哺乳類。体長約20センチ。人家の天井裏にすむ。東南アジアの原産で、船による貿易とともに世界中に広まった。エジプトネズミなど多くの亜種がある。