プルサーマル‐ねんりょう【プルサーマル燃料】
⇒MOX燃料
プルトニウム【plutonium】
アクチノイドに属する超ウラン元素の一。ウランに重水素を衝撃させて作った人工放射性元素。単体は銀白色の金属で、発火しやすい。質量数239の同位体は、ウラン238が中性子を吸収してでき、容易に核分裂...
プルトニウムせいさん‐ろ【プルトニウム生産炉】
原子爆弾の原料となるプルトニウムを生産する原子炉。黒鉛減速炉で天然ウランを核分裂させ、使用済み燃料からプルトニウムを分離・抽出する。
プルトニウム‐にひゃくさんじゅうきゅう【plutonium239】
質量数239のプルトニウム。放射性(α(アルファ)線)がある。原子炉中でウラン238が中性子を吸収しベータ崩壊して生産される。半減期2万4110年。原子爆弾・水素爆弾・原子炉の燃料に用いる。
プレ‐イグニッション【pre-ignition】
自動車のエンジンなどで、シリンダー内部の局所的な高温により、点火プラグによる点火以前に燃料の混合ガスが自己着火する現象。異常燃焼の一つ。シリンダー内のオイルや、低品質の燃料による生成物などが熱源...
プロパン【propane】
メタン系炭化水素の一。無色・無臭の可燃性の気体で、液化しやすい。石油や天然ガスの成分。燃料などに使用。分子式C3H8 示性式CH3CH2CH3
プロピン【propyne】
アセチレン系炭化水素の一つ。異性体のプロパジエンとともに溶接の燃料などに用いられる。分子式C3H4 示性式CHCCH3 メチルアセチレン。アリレン。
ヘイルー【HALEU】
《high-assay, low enriched uranium》ウラン235の濃度が5〜20パーセントのもの。一般的な軽水炉の低濃縮ウランよりも純度が高く、ナトリウム冷却高速炉や溶融塩炉、小...
へい‐ろ【平炉】
反射炉の一。耐火煉瓦(れんが)で造られ、平らな炉床をもつ。銑鉄や屑鉄を入れ、1000度以上に熱せられた空気と燃料を送り込んで燃焼させ鋼を製する。日本では昭和50年(1975)ころまで用いられた。...
ヘリウム‐さん【ヘリウム三】
ヘリウムの安定同位体。質量数3。原子核は陽子2個と中性子1個からなる。中性子検出器に用いられるほか、将来、核融合炉が実現した時の燃料として期待されている。