インジウム‐りん【インジウム燐】
インジウムとリンよりなるⅢ-Ⅴ族化合物半導体。他のⅢ-Ⅴ族半導体より熱伝導率が大きく、電子のドリフト速度が大きいので、高集積回路、高速動作電子デバイスに向いている。
おう‐りん【黄燐】
燐の同素体の一。淡黄色の半透明な蝋状(ろうじょう)の固体。暗所では燐光を発し、湿った空気中では自然に燃えだす。猛毒。純粋なものは無色で、白燐ともいう。
ごさんか‐りん【五酸化燐】
燐が燃えたときに生じる白色の粉末。水に溶かすと燐酸になる。吸湿性が強く、乾燥剤・脱水剤に使われる。五酸化二燐。化学式P2O5
し‐りん【紫燐】
燐の同素体の一。赤燐をセ氏550度で長時間熱すると得られる。セ氏416度で昇華する。空気中では安定で燐光を発しない。無毒。純粋なものは紫色。
すいそか‐りん【水素化燐】
⇒ホスフィン
せき‐りん【赤燐】
燐の同素体の一。黄燐を密閉容器内でセ氏約260度に加熱して得られる赤褐色の粉末。無毒で、空気中に放置しても自然発火しない。マッチ・花火などの原料。
はく‐りん【白燐】
「黄燐(おうりん)」に同じ。
む‐りん【無燐】
燐酸塩を含まないこと。「—洗剤」「—かまぼこ」
りん【燐】
窒素族元素の一。黄燐(白燐)・紫燐(しりん)・黒燐・赤燐などの同素体がある。黄燐は蝋(ろう)状の固体で毒性が強く、空気中に置くと自然発火し、燐光を発する。天然には単体として存在せず、燐酸塩などと...
りん【燐】
[音]リン(呉)(漢) 1 おに火。「燐火」 2 元素の一。リン。「燐酸/黄燐・赤燐」 [難読]燐寸(マッチ)