かた‐めん【片面】
1 一方の面。片方の面。「—刷り」「レコードの—」⇔両面。 2 物事の一方の面。「事実を—からしか見ていない」 3 顔の半分。
かた‐もい【片思ひ】
「かたおもい」の音変化。「つれもなくあるらむ人を—にわれは思へば苦しくもあるか」〈万・七一七〉
かた‐もい【片椀/片垸】
ふたのない土製のわん。「思い遣るすべの知らねば—の底にぞわれは恋ひなりにける」〈万・七〇七〉
かたもち‐ばり【片持ち梁】
一端を固定し、他端を自由にした梁。カンチレバー。
かた‐や【片や】
[連語]《「や」は間投助詞》 1 相対するものの片一方は。「—ベテラン、—新人」 2 相撲で、取り組みに際し、行司が先に呼び上げるほう。後からの力士には「こなた」と言う。
かた‐や【片屋】
雨水が一方に多く流れ落ちるようにつくった屋根。片屋造り。
かた‐や【片矢】
甲矢(はや)と乙矢(おとや)のように対になっているうちの、片方の矢。→諸矢(もろや)
かた‐やおちょう【片八百長】
「一人八百長」に同じ。
かた‐やま【片山】
山の片側。また、一方が傾斜面になっている山。一説に、一つだけ孤立した山、また人里離れた山とも。「この—に二つ立つ櫟(いちひ)がもとに」〈万・三八八五〉
かたやま【片山】
姓氏の一。 [補説]「片山」姓の人物片山国嘉(かたやまくにか)片山兼山(かたやまけんざん)片山潜(かたやません)片山哲(かたやまてつ)片山東熊(かたやまとうくま)片山久安(かたやまひさやす)片山...