こうらい‐ばん【高麗版】
高麗王朝時代に出版された書籍の総称。仏教関係の典籍が多く現存する。高麗本。
こ‐かつじばん【古活字版】
安土桃山時代の文禄年間から江戸時代初期の慶安年間ごろにかけて、木活字または銅活字で印刷・刊行された書物の総称。古活字本。→木活字版
こぐち‐もくはん【木口木版】
木口に彫刻した凹版。また、その印刷物。版木としてツゲなどを使う。濃淡や諧調が表現できる。西洋木版。→板目(いため)木版
こじん‐しゅっぱん【個人出版】
著作者が、出版社に委託せず、自身で著作物を複製・頒布すること。また、自費出版と同義で使われることもある。
こ‐はん【古版】
古い版木。旧版。また、昔、出版された書籍。古版本。
こんにゃく‐ばん【蒟蒻版】
《もと、こんにゃくを使ったところから》謄写版の一。寒天にグリセリンとにかわをまぜて煮てつくった版に、特殊なインクで書画をかいた紙を当て、転写したものを原版として印刷する。寒天版。
コンピューター‐くみはん【コンピューター組版】
コンピューターを用いて行う写真植字組版方式。文字・画像の入力、レイアウトや印画紙への出力などを、プログラムにより自動的に行う。CTS(computerized typesetting system)。
ごうか‐ばん【豪華版】
1 用紙・装丁などに凝った、ぜいたくな作りの出版物。 2 平常よりもぜいたくでりっぱなこと。「—の食事」
ごさん‐ばん【五山版】
鎌倉末期から室町末期にかけて、京都五山などの禅僧によって刊行された、禅籍・語録・詩文集・経巻などの木版本。
さいしゅうひょうか‐ばん【最終評価版】
⇒ベータ版