あし‐かび【葦牙】
葦の若芽。「—のごとく萌えあがるものによりてなれる神の名は」〈記・上〉
かび【牙】
植物の芽。「葦—の如く萌えあがる物に因りてなれる神」〈記・上〉
が【牙】
[常用漢字] [音]ガ(漢) ゲ(呉) [訓]きば 1 きば。「歯牙・爪牙(そうが)・象牙(ぞうげ)・毒牙」 2 大将の旗。「牙城」 [難読]葦牙(あしかび)・西班牙(スペイン)・猪牙(ちょき)...
き【牙】
きば。「—かみたけびて」〈万・一八〇九〉
きいろいきば【黄色い牙】
志茂田景樹の小説。秋田県のまたぎの生活を描く。昭和55年(1980)刊行。同年、第83回直木賞受賞。
きっくつ‐ごうが【詰屈聱牙】
[名・形動]《韓愈「進学解」から》文章や字句が堅苦しくて難解なこと。また、そのさま。「其角(きかく)、嵐雪(らんせつ)は人事を写さんとして端無く—に陥り」〈子規・俳人蕪村〉
き‐ば【牙】
《「き(牙)は(歯)」の意》哺乳類の歯で特に大きく鋭く発達したもの。犬・トラ・セイウチなどでは犬歯、象・イッカクでは門歯が長大となる。
けん‐が【犬牙】
1 犬のきば。 2 犬のきばのように、互いに食い違ったり入り組んだりしていること。「—錯綜(さくそう)」
げ【牙】
1 歯。「先づ上の—を取りて」〈今昔・三・三五〉 2 象牙(ぞうげ)。「—の笛を清延に吹き試みさすべき由」〈著聞集・六〉
げ【牙】
⇒が